システム設定
概要
メールでシステム通知を送信する場合、送信サーバー、メールテンプレートの設定を行います。
設定
起動

メニュー プリファレンス-> メール設定から起動します。
送信メールサーバー設定画面
| No | 項目 | 説明 |
|---|---|---|
| 1 | 送信サーバー設定 | 「送信サーバー設定」タブを選択します。 |
| 2 | SMTPサーバー | SMTPホスト名またはIPアドレスを入力します。 |
| 3 | ポート | 使用するSMTPポート番号を指定します。 |
| 4 | 接続の保護 | None - SSLまたはTLS暗号化は使用しない。 Auto - IMailServiceが使用するSSLまたはTLSオプションを決定できるようにします(デフォルト)。サーバーがSSLまたはTLSをサポートしていない場合、接続は暗号化なしで続行されます。SslOnConnect - 接続では、SSLまたはTLS暗号化をすぐに使用する必要があります。StartTls -サーバーのグリーティングと機能を読み取った直後に、TLS暗号化を使用するように接続を昇格させます。 StartTlsWhenAvailable - サーバーがSTARTTLS拡張機能をサポートしている場合に限り、サーバーのグリーティングと機能を読み取った直後にTLS暗号化を使用するように接続を昇格させます。参考資料: http://www.mimekit.net/docs/html/T_MailKit_Security_SecureSocketOptions.htm |
| 5 | ユーザー名 | SMTPサーバーのユーザー名 |
| 6 | パスワード | パスワード認証の場合、パスワードを入力します。 |
| 7 | メールアドレス | SDIから送信する際の差出人のメールアドレスを入力します。 |
| 8 | 差出人名 | SDIから送信する際の差出名を入力します。 |
メールテンプレート設定画面
| No | 項目 | 説明 |
|---|---|---|
| 1 | メールテンプレート | メールテンプレート設定タブを選択します |
| 2 | メールテンプレート名 | |
| 3 | System Info | システムインフォメーションメールの送信対象かどうか。インフォメーションメール送信対象のテンプレートが一つもない場合、システムInformationメール送信しません。 |
| 4 | System Warn | システムワーニングメールの送信対象かどうか。ワーニングメール送信対象のテンプレートが一つもない場合、システムInformationメール送信しません。 |
| 5 | System Error | システムエラーメールの送信対象かどうか。エラーメール送信対象のテンプレートが一つもない場合、システムエラーメール送信しません。 |
| 6 | 編集アイコン | テンプレートを編集します。 |
| 7 | 削除アイコン | テンプレートを削除します。 ※ マッピングで使用中のテンプレートは削除不可です。 |
メールテンプレート詳細画面
| No | 項目 | 説明 |
|---|---|---|
| 1 | テンプレート名 | 任意のテンプレート名を入力します。 |
| 2 | システム通知 | システム通知メール用テンプレートの場合は、通知レベル(Information、Warning、Error)のいずれかを選択してチェックします。 |
| 3 | メール情報 | メールの宛先、CC,件名、本文を設定します。件名、本文の設定について下記のメールテンプレート記述方法を参照してください。 |
| 4 | 送信テスト | メール送信テストを実行します。(事前にSMTPサーバーの情報を設定しておいてください。) |
| 5 | 保存 | 設定内容を保存します。 |
| 6 | 閉じる | 設定画面を閉じます。 |
メールテンプレート記述方法
SDI のメールテンプレートはテキストとHTMLの両方に対応します。
テンプレート本文に HTML の基本タグが含まれていれば HTML として送信、含まれていなければテキストとして送信されます。
1) 差し込み変数の基本
- 変数は 波括弧
{}で囲みます。 - 実行時に SDI が **値へ置換**します。
- 主なシステム変数(例):
| 変数名 | 定義 | 説明 |
|---|---|---|
| {DateTime} | 現在日時 | |
| {WorkerAgentName} | ワーカーエージェント名 | |
| {MappingId} | マッピングID | |
| {MappingName} | マッピング名 | |
| {SchedulerId} | スケジューラーID | |
| {SchedulerName} | スケジューラー名 | |
| {Message} | システムから送信時の詳細メッセージ | 実行時に指定 |
| {ErrorMessage} | エラーが発生の際のエラーメッセージ | エラー時のみ差し込み |
| {OutputFile} | エクスポート済みテキストファイルの中身 | 送信メールの本文に、出力ファイルの内容をプレーンテキストとして表示したい場合に使用します。 |
| {AddInformation1} | 追加情報1 | マッピング詳細画面で設定 |
| {AddInformation2} | 追加情報2 | マッピング詳細画面で設定 |
| {AddInformation3} | 追加情報3 | マッピング詳細画面で設定 |
2) 日付・期間の自動化
{ ... } では日付関連の式も評価されます。(日付以外のコードを記述しても実行されません。)
代表的に使える表現:
- ルート:
DateTime.Now/DateTime.UtcNow/DateTime.Today - 加算:
.AddYears(n),.AddMonths(n),.AddDays(n),.AddHours(n),.AddMinutes(n)など - 開始・終了:
.StartOfMonth(),.EndOfMonth(),.StartOfWeek()(環境の実装に依存) - 表示:
.ToString("format"[, "culture"])
例(件名)
月間売上サマリー({DateTime.Now.AddMonths(-1).ToString("yyyy年M月")})
上記の {DateTime.Now.AddMonths(-1).ToString("yyyy年M月")} 部分は、先月の年月 に置き換わります。
例: 2022年10月に送信した場合、件名は
月間売上サマリー(2022年9月)
となります。
サンプルメールテンプレート
サンプル1: エラーサンプルメールテンプレート
件名:
SDI Error {DateTime}
本文:
SDI エラーが発生しました。
エージェント名: {WorkerAgentName}
スケジューラー名:{SchedulerName}
マッピング名: {MappingName}
エラーメッセージ:
{ErrorMessage}
{DateTime}
サンプル2: マッピング成功時のサンプルメールテンプレート
件名:
マッピング実行に成功しました。 (マッピング名: {MappingName})
本文:
マッピング実行に成功しました。
エージェント名: {WorkerAgentName}
スケジューラー名:{SchedulerName}
マッピングID: {MappingId}
マッピング名: {MappingName}
{DateTime}
サンプル3: マッピング失敗時のサンプルメールテンプレート
件名:
マッピング実行に失敗しました。 (マッピング名: {MappingName})
本文:
マッピング実行に失敗しました。
エージェント名: {WorkerAgentName}
スケジューラー名:{SchedulerName}
マッピングID: {MappingId}
マッピング名: {MappingName}
エラー:
{ErrorMessage}
{DateTime}
