Salesforceへのコネクション設定
概要
本画面では、SDI から Salesforce に接続するための設定を行います。
接続先(ロケーション/データタイプ)を選択し、認証に必要な情報(認証ドメイン、API バージョン、認証方式ごとの入力項目)を登録することで、SDI は Salesforce の API を通じてデータの取得・更新を実行できます。
設定
| No | 項目 | 説明 |
|---|---|---|
| 1 | ロケーション | SaaSを選択 |
| 2 | データタイプ | Salesforceを選択。 |
| 3 | Auth domain | Salesforce のログイン/認証に使用するドメインを指定します。 ・通常(本番環境): login.salesforce.com ・Sandbox: test.salesforce.com ・カスタムドメイン(My Domain)を利用している場合: Salesforce 組織で設定されている My Domain のログイン用ドメインを指定します。 例: https://MyDomain名.my.salesforce.com の場合は、MyDomain名.my.salesforce.com を入力します。※本項目には https:// などのスキームは付けず、ドメイン名(ホスト名)のみ入力してください。 |
| 4 | API Version | Salesforce へ接続する際に利用する Salesforce API のバージョンを指定します。 基本は初期値のままで問題ありません。Salesforce 側の仕様や利用機能の都合で必要な場合のみ、バージョンを変更してください。 |
JWT Bearer Token (Private PEM) 認証
秘密鍵(PEM)を用いて JWT を署名し、ユーザーになりすましてアクセストークンを取得します。
サーバ間連携に適した方式です(ユーザーID/パスワード入力不要)。
| No | 項目 | 説明 |
|---|---|---|
| 11 | Authentication | JWT Bearer Token (Private PEM)を選択。 ※事前に Salesforce 側で Connected App を作成し、公開鍵証明書(証明書)を登録しておく必要があります。 |
| 12 | Username | JWT 認証で なりすます対象の Salesforce ユーザー名(ログインユーザー)を入力します。 例: user@example.com ※このユーザーに付与された権限(プロファイル/権限セット)の範囲で API へアクセスします。 |
| 13 | Consumer Key(Client ID) | Salesforce 側で作成した 接続アプリ(Connected App)の Consumer Key(= Client ID) を入力します。 JWT の発行先アプリを識別するために使用されます。 |
| 14 | Private key PEM | JWT の署名に使用する 秘密鍵(PEM 形式) を貼り付けます。 Salesforce の Connected App に登録した 公開鍵証明書(証明書の公開鍵) とペアになる秘密鍵を指定してください。 ※秘密鍵は暗号化保存されます。 |
| 15 | Passphrase | 秘密鍵(PEM)が パスフレーズ付き(暗号化) の場合に入力します。 パスフレーズなしの PEM を利用している場合は空欄で構いません。 |
JWT Bearer Token (Certificate) 認証
証明書ファイル(PFX / P12 / CRT)を利用して JWT を署名し、Salesforce のアクセストークンを取得する認証方式です。
ユーザーID/パスワードを使用せず、サーバ間連携に適した方式です。
| No | 項目 | 説明 |
|---|---|---|
| 21 | Authentication | JWT Bearer Token (Certificate)を選択 ※事前に Salesforce 側で Connected App を作成し、公開鍵証明書(証明書)を登録しておく必要があります。 |
| 22 | Username | JWT 認証で なりすます対象の Salesforce ユーザー名(ログインユーザー)を入力します。 例: user@example.com ※このユーザーに付与された権限(プロファイル/権限セット)の範囲で API へアクセスします。 |
| 23 | Consumer Key(Client ID) | Salesforce 側で作成した 接続アプリ(Connected App)の Consumer Key(= Client ID) を入力します。 JWT の発行先アプリを識別するために使用されます。 |
| 24 | Certificate file(.pfx / .p12 / .crt) | JWT 署名に使用する証明書ファイルを指定します。 ・ .pfx / .p12:秘密鍵を含む証明書(通常はこちらを使用) ・ .crt:公開鍵証明書のみ(秘密鍵が含まれないため、環境によっては JWT 署名に利用できません) ※Salesforce の Connected App には、対応する 公開鍵証明書 が登録されている必要があります。 |
| 25 | Certificate password(for .pfx/.p12) | 証明書ファイル(.pfx/.p12)に設定されている パスワードを入力します。 パスワードなしの証明書の場合は空欄で構いません。 |
Client Credentials Flow 認証
アプリ(クライアント)としてアクセストークンを取得して Salesforce API にアクセスします。
※Salesforce 側でこのフローが許可/有効化されている必要があります。
| No | 項目 | 説明 |
|---|---|---|
| 31 | Authentication | Client Credentialsを選択。 ※Salesforce 側で当該フローが許可/有効化されている必要があります。 |
| 32 | Consumer Key(Client ID) | Salesforce 側で作成した 接続アプリ(Connected App)の Consumer Key(= Client ID) を入力します。 認証対象のアプリを識別するために使用されます。 |
| 33 | Consumer secret | Connected App の Consumer Secret(= Client Secret) を入力します。 Client ID と組み合わせて認証し、アクセストークンを取得するために使用されます。 |
