概要
Simple Data Integrator (SDI) は、データベース間でデータを連携し、変換、抽出、ロード（ETL）を実行するためのソフトウェアです。SDIはデータの移動と変換プロセスを自動化し、異なるデータソース間でデータの一貫性を確保します。
同一拠点内データ連携
複数拠点間データ連携
Oracle、SQL Server、MySQL、PostgreSQL、DB2、ODBC接続が可能なデータベースなど、RDB (関係データベース) 間でのデータ連携や、ファイル（CSV、Excel、JSON）からRDBへのデータインポート、RDBからファイルへのデータエクスポートなどの機能が提供されています。
また、ファイルのインポート元やエクスポート先には、ファイルシステム、FTP/FTPS、SFTP、AWS S3、OCI Object Storage などがサポートされています。
さらに、特定の時間にデータの自動連携を設定したり、ファイルの変更をトリガーにして起動することができるスケジューラー機能も提供されています。
また、Proxy機能を備えたSDI Web Serviceも特徴として提供されており、離れた場所間やインターネット回線を利用してセキュアにデータ連携を実現することが可能です。なお、VPNや専用線の構築は必須ではありません。
主要機能
データ連携 (マッピング)
ソースDBのテーブル、ビュー、またはクエリからターゲットDBのテーブルへデータを転送する作業
CSV、Excel、JSONなどのフォーマットから、ターゲットDBのテーブルにデータをインポートする
ソースDBのテーブル、ビュー、またはクエリからCSV、Excel、JSONなどのフォーマットでデータをエクスポートする 
SQLクエリやプロシージャの実行 
ワークフロー機能
実行結果のメール通知やイベント通知
マッピング機能活用
データベースの可用性監視
データの監視と検出（イレギュラーデータ、データの欠落、データの不整合などの検出）
スケジューラー
毎時、特定の時刻毎日、週単位、月次、繰り返し実行のスケジューラー設定
指定されたファイルが新規作成、更新、または削除されたときに実行
複数タスクのパラレル実行またはシリアル実行 
リトライ機能
特徴
1．シンプルな設計、直感的な操作、そして強力な機能
数クリックでインストール完了。
わずか３ステップでデータ連携、スケジューラ設定完了。
シンプルなテーブルマッピングから複雑なクエリ、ワークフローまで対応できる。
2.ハイパフォーマンス
イパフォーマンスを実現するために、パラレル処理、インメモリデータ処理、データ圧縮転送などの先進的なアーキテクチャを採用しています。これにより、高速なデータ連携が実現されます。
3.様々な要件に簡単に対応し、柔軟にカスタマイズできる
オンプレミス、クラウド、およびハイブリッドクラウドなど、さまざまな構成と要件に対応可能です。クラウドと連携する際には、VPNを構築する必要はなく、SDI Web Serviceを介してセキュアな連携（SSL）が可能です。
4.柔軟な可用性向上策
コールドスタンバイや自動フェイルオーバー機能が実装され、システムの要件や重要性に応じて柔軟な対策が可能です。
ユースケース
社内システム間のデータ連携
企業内のさまざまなシステム間で、異なるデータフォーマットのデータを連携・統合。
複数の拠点でのデータを一元的に管理
複数拠点展開する企業のためのデータ一元管理とデータ活用。
オンプレミス環境とクラウド、またはマルチクラウド環境間でのデータの双方向連携
拠点間および拠点とクラウド間の柔軟な接続設計により、双方向のデータ連携が可能となります。
オンプレミスとクラウド
マルチクラウド間データ連携
CSV、Excel、JSONファイルを定期的に自動的に作成し、自動的に取り込み
CSV、Excel、JSONファイルを定期的に自動的に作成し、自動的に取り込む機能 （ファイルシステム、FTP/FTPS/SFTP、AWS S3、OCI Object Storageなどに対応）
データベースの可用性監視および不整合データの検知
データベースの可用性監視に加えて、イレギュラーデータ、データの欠落、不整合データなどを検知し、適切な通知を行います。
※SDI Web Serviceを介して、リモートデータベースの監視も行えます。
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